2010年12月29日水曜日

愛犬チャンプ2月号発売です。

偶数月発行の雑誌「愛犬チャンプ」。
2011年2月号が、12月25日に発売になりました。



連載も今回で第3回目です。
今号のテーマは、「犬と出会いにシェルターへ」。
ぜひ書店で手に取ってご覧下さい!!

次号は、2月25日に発売予定です。次回もどうぞお楽しみに♪

2010年12月10日金曜日

Happy Holiday Seasons !!

クリスマスが近づいて来ました。
日本でもアメリカでも、クリスマスのお飾りとして売られるポインセチア。
とても雰囲気が出て素敵なのですが、わんちゃんのいる家では要注意です。

ポインセチアの葉や茎は毒性があり、これを食べてしまうと、嘔吐、下痢
を起こしたり、皮膚炎を起こしてしまう可能性があるのです。

我が家では、雰囲気を出すために、作り物のポインセチアを飾っています。
もしどうしても生のポインセチアがいいという場合には、ぜひ犬の鼻の
届かない場所に飾ってください。

Happy Holiday Seasons !!

2010年11月15日月曜日

わんちゃんのしつけ、ご相談ください。

わんちゃんのしつけでお悩みの方、ぜひご相談くださいませ。
ご案内ハガキを作りました。

ガルフストリームに連載スタートです。

ヒューストン日本商工会の会報「ガルフストリーム」に
隔月で記事を掲載頂くことになりました。

第1回目の11月号が発行されています。
インターネットでも配信されていますので、ご覧くださいませ。

テーマ:「Vol.1 犬連れで海外へ!」

2010年11月14日日曜日

イアン・ダンバー博士セミナーに出席しました。

パピートレーニングで有名なイアン・ダンバー博士。
日本も度々訪れている有名なドッグトレーナーです。

11月12日から14日の3日間、ヒューストンにて
セミナーを開催すると聞き、申し込みました。


 

DVDや本の割引販売もありました。
自宅での勉強のために、いくつか購入しました。
すべてのセミナーに出席できるわけではないので、色々なトピックを
取り上げた記録でもなるDVDは貴重な情報源です。


3日間のセミナーのトピックスは以下のとおり。
金曜日・・・ Predict & Prevent Adolescent/Adult Problems
土曜日・・・Science-Based Dog Training with Feeling
日曜日・・・Quick & Easy, Reliable, Off-leash Verbal Control

今回はヒューストンでの開催で、先月のAPDTカンファレンス程の
人数ではありませんでした。参加者は40人ぐらい。
ヒューストン近郊で犬のしつけに携わる人たちと交流できました。

2010年10月31日日曜日

Happy Halloween !

Trick or Treats? (お菓子くれないとイタズラするぞ)

犬たちは、毎日Trick and Treatsで過ごしています。
一芸(Trick)できたら、ご褒美(Treats)あげようね。

ワンちゃんも一緒に、Happy Halloween !!



2010年10月28日木曜日

愛犬チャンプ12月号発売です。

偶数月発行の雑誌「愛犬チャンプ」。
12月号が、10月25日に発売になりました。

 

連載第2回目のテーマは、「ウェルカム・トゥ・ヒューストン!」。
ぜひ書店で探してみて下さい!!

次号は、12月25日に発売予定です。次回もどうぞお楽しみに♪

2010年10月24日日曜日

APDTカンファレンスに出席しました。

10月22日から24日、アトランタでAPDTカンファレンスに出席しました。
APDTは、Association of Pet Dog Trainersの略です。

APDTカンファレンスは1年に1回、アメリカのどこかで開催されるものですが、
わたしは2007年にオレゴン州ポートランドで開催のカンファレンス続き2度目。
5日間の会期中、50以上の講演が開催され、どこに行くやら迷うという、
なんとも贅沢な悩みを持つようなカンファレンスなのです。

 

クリッカートレーニングで有名なカレン・プライアーさんと記念写真。
著書にサインをしてもらいました。


講義を聴き、しつけグッズを販売する店舗でグッズや本やDVDを買い、
家庭犬のしつけに携わる人たちと情報交換意見交換をし、充実した
時間を過ごすことができました。

これからもセミナー等にはどんどん参加して、色々な知識を得て
いきたいと思います。

2010年10月8日金曜日

マイクロチップの話。

マイクロチップをご存知でしょうか?
犬の個体識別のために、犬の体に埋め込むものです。
犬を連れて海外渡航をする際には入出国の手続きに、マイクロチップが
条件になっている場合もあります。

マイクロチップは、直径2mm、長さ10mm程のガラスの筒状のもので
注射器のようなもので、皮下5−10mmのあたりに注入します。

マイクロチップには1つ1つに与えられたID番号がついていて、
マイクロチップリーダーをかざすと、ID番号が表示されるようになっています。

 

先日、知人が道ばたで犬を保護しました。
道路を行ったり来たりして、車にひかれそうで危なかったそうです。
フレンドリーな犬で、呼ばれればすぐに飛んできて、きれいにお手入れ
されて大事に飼われていたことがすぐ分かったそうです。
この犬は、首輪をしていて、そこには、2つのタグがついていました。
1つは、狂犬病の注射を受けたという市のドッグタグ。
もう1つは、マイクロチップのID番号がついているタグ。
マイクロチップのID番号のおかげで、飼主さんが見つかったそうです。


異物を体に入れることに抵抗がある方もあると思いますし、
迷子になることがなければ、お世話になることはないかもしれませんが、
万が一、迷子になったときに、見つけてあげられる、そんな安心を
マイクロチップは保証してくれます。

我が家の2頭にも、マイクロチップが入っています。
何があっても見つけてあげるからね、というわたしからのささやかなお約束です。

2010年10月1日金曜日

Trick or Treat ?!

9月も終わりに近づくとお店にはハロウィーン飾りが売られるようになり、
住宅街ではハロウィーンの飾り付けが見られるようになります。

お庭に大きなカボチャが現れたり、ガイコツやお化けがつるされたりと
日本ではなかなか見られない光景ですが、犬たちも、普段見慣れない光景
に驚くかもしれません。

 

アメリカで生活しているとハロウィンは避けて通れないイベントですから、
子犬を向かえたら、まだ生後3−4ヶ月の社会化期の頃から、ハロウィンの
お飾りを引っ張り出して、見慣れさせておくと、10月に初めて見かけて
ビックリして吠えて吠えて大変という事態を招かずにすみます。

 

上の黒いラブラドールの写真と、ハロウィンの夜の写真は、2007年に
サンフランシスコで撮ったものですが、犬たちも楽しそうにイベントに
参加していました。

Trick or Treats ! (オカシくれないとイタズラするぞ)もいいですが、
Trick and Treats ! (一芸披露するからオヤツ頂戴!)というのも可愛いですね。
犬も参加するハロウィン、みなさんはどうお過ごしになるでしょうか?

2010年9月19日日曜日

アストロズのDog Day ー犬連れで野球観戦


ヒューストンアストロズの試合を犬連れで見に行こう!

Astros Dog Day をご存知でしょうか?
2010年は3月と9月に、犬連れで野球観戦できる日が設けられました。
多くのアストロズファンの犬たちが、犬を連れて球場に足を運んでいます。

野球観戦だけではなく、試合開始前にはグラウンドを犬連れで1周する
Pooch Paradeに参加できたり、思い思いの衣装身を包んだ犬たちが
参加するコスチュームコンテストがあったりと、お楽しみもいっぱい。

犬用の座席も確保できるブルペンボックス席(1人+1頭)40ドル、
立ち見席(1人+1頭)20ドルのチケットは、オンラインで申し込みが
できますが、売り切れるほどの人気ぶりでした。

Dog Dayのイベントには、たくさんの人と犬が訪れ、大きな音がしたり、
試合中も歓声が上がったりします。また、ポップコーンやホットドッグの
食べカスがたくさん落ちています。
犬たちが怖がらないように、犬たちが危険なものを口にしないように、
十分に気をつけながら参加するようにしましょう!

Dog Day については、アストロズのHPにも詳しい案内がありますので
ぜひご覧ください。

2010年9月7日火曜日

【イベント:2010年9〜11月】各地でBarktoberfest開催

オクトーバーフェストにちなんで、 9月、10月、11月には各地で
犬イベント「バーク(bark=吠える)トーバーフェスト」が開催されます。

いくつかピックアップしましたが、他の場所でもありそうですね。

8th Annual Barktoberfest
場所:Old Settler's Park in Round Rock
日時:2010年9月18日(土) 午前9時30分から午後2時

Barktoberfest
場所:Fort Worth, Texas
日時:2010年10月9日(土) 午前10時から午後2時

6th Annual Barktoberfest
場所:Frisco Commons Park
日時:2010年10月23日(土) 午後12時から午後4時

Third Annual Kingwood Barktoberfest
場所:Kingwood Town Center Park (8 N Main Street, Humble, TX 77339)
日時:2010年11月6日(土) 午前10時から午後5時


2010年9月1日水曜日

新連載「アメリカン・ドッグ」スタートしました。

8月25日に雑誌「愛犬チャンプ」10月号が発売されました。

新連載「アメリカン・ドッグ」、ぜひご一読ください。
初回のお話は「テキサスへお引っ越し?!」です。

雑誌「愛犬チャンプ」は偶数月に発行されますので、
次号は10月25日に発売予定です。次号もどうぞお楽しみに♪

2010年8月26日木曜日

【イベント:2010年10月】Pet Fest 2010

2010年10月23日(土)と24日(日)の2日間、
Old Town Spring, Texasにて、Pet Fest 2010が開催されます。
コスチューム・コンテストやグッズのお店等、家族連れ/犬連れで楽しめる
イベントになるようです。

Old Town Springはヒューストンから北に20マイル程のところにあります。
会場の地図は、Pet Fest 2010のホームページをご覧ください。

時間は、土曜日が10時から夕方5時まで、
日曜日が11時から夕方5時まで。

2010年8月15日日曜日

雑誌「愛犬チャンプ」にて連載スタートです。

偶数月25日発行の雑誌「愛犬チャンプ」に、連載をさせて頂けることになりました。
8月25日発売の10月号、ぜひ書店でお手に取って見て下さい!

2010年8月12日木曜日

ヒューストンSPCA

SPCAという団体をご存知でしょうか?
日本語に訳すと、「動物虐待防止協会」。

飼主から放棄された、または道ばたなどで発見された犬猫を
保護して、次の飼主を見つけるシェルターであり、他にも新しい飼主向けに
しつけ教室を開催したり、社会に向けて動物の適正な接し方を啓蒙する団体です。

多くの町にSPCAが存在していますが、ヒューストンにもあります。


日本ではシェルター、保健所などというと、必ずしも足を運びたくなる場所の
イメージが伴わないこともあるのではないでしょうか。
ヒューストンのSPCAをはじめ、多くのSPCAはとても衛生的で、可愛らしい
飾り付けなども工夫されており、お子さん連れで新しい犬猫を迎えようという
家族が足を運んで出会いを見つけたりしています。

先日、SPCAを訪れて取材をさせて頂きました。
広報マネージャーのミーラ・ナンドラルさんは、少しでも多くの人にSPCAを
知ってもらい、足を運んでほしい、新しい出会いをここで見つけてほしいと
話してくれました。

SPCAでのお話については、また別の機会にもご紹介したいと思います。

  

2010年7月21日水曜日

ヒューストンでドッグショー開催

2010年7月21日(水)〜25日(日)の5日間、ヒューストンのReliant Centerにて、

ドッグショーだけではなく、同じ会場内で、フライボール、オビィディエンス、また、フリスビー、ドッグダンスのデモンストレーションも行われ、ドッググッズやトリーツの出店もあります。盛りだくさんな犬イベントの5日間です。

時間は、朝8時から夕方5時まで。
会場は、Reliant Park内Reliant Center。
入場料は、大人$10、12才以下の子供$1。
駐車場は、1日$8。
 ※ 初日のみ、入場料/駐車料無料。

  

2010年7月9日金曜日

ヒューストンのドッグパーク

 


ヒューストンにも多くのドッグパークがありますが、それらの所在地や施設については、Houston Dog Park Associationのホームページで紹介されています。

お出かけ前には、それぞれのドッグパークのルールの確認をお勧めします。

犬が水浴びできる池やウンチ袋の設置、飼主用のベンチ、アジリティ設備など、とても充実したドッグランも多く、公の場所ではリード着用が義務づけられているヒューストンの犬たちにとっては絶好の運動場所となっているドッグパークですが、最低限「オイデ」のしつけが出来ていないと、いざ帰ろうと思っても、犬がご自身のところに戻って来ないなんてことが起こってしまいます。ワクチンの接種、基本的なしつけを練習してから、出かけるようにしたいですね。

また、攻撃的な犬を連れて来たり、ドッグパークのルールに従わずにトラブルを起こす人がいた場合には、ドッグパークの管轄の公園事務所や警察に通報しましょうと入口に書いてありますが、日本のように単なる警告で書いてあるわけではなく、アメリカでは実際に通報するというケースもあるわけです。ですから、利用者も、基本的には常識的にルールを守る人が多い印象です。
ただ犬を遊ばせに来たのだと、犬のリードを放したらあとは放ったらかしという飼主の多さを否めない日本のドッグランのイメージで利用しに行くと、気がついたら自分の犬が通報されるような事態を引き起こしていたなんてことが起こらないとは言えませんから、と少しばかり緊張感を持ちながら、上手に利用していきたいものです。

2010年6月30日水曜日

これから犬と暮らそうという方へのお願い。

これから犬を家に迎えよう、という方には、ぜひご自身に合った犬種の中から、ご自身に合った犬を迎えて頂きたいと思ってやみません。そして、迎えたら、最低限のしつけはして頂きたいと思います。

犬が家族になることは素晴らしいことです。
でも、犬は人間ではありませんから、人間の言葉も、人間社会のマナーも分からないまま家にやってきます。もし、飼主さんが人間の社会での過ごし方を犬に分かる方法で教えてあげなければ、犬は、「犬らしく」振る舞うばかりで、お互いにストレスを抱えてしまい、HAPPYに暮らすことは難しくなってしまうかもしれません。

また、世の中には犬が好きな人ばかりではありません。でも、犬が苦手な人でも容認できるようなマナーを身につけた犬なら、人間社会に溶け込んで過ごしやすいでしょう。

人間の社会で過ごすためのマナーを教える、それが、しつけ、です。
本来は、問題行動が起きてから対処するものではなく、犬が家に来たその日から教えてあげるべきもの。そして、その教え方は、できるだけ、犬にとって分かりやすく、楽しい方がいいと思います。

家族に迎えられた犬は、初めて日本にやってきた外国人、はたまた、遠くからやってきた宇宙生物のようなもの。要はニホンゴが通じない。「トイレはここよ」と言われても、「噛んじゃダメ」と言われても、「?????」なのです。そんな「????」な犬をつかまえて、叱り付けたり、無理やり押さえつけて何かをさせようとすれば、犬は不安になり、混乱して、家族に心を許さなくなっても不思議ではありません。

どうか、犬たちが好ましくない行動をしたからといって、叱ることはやめてください。ただ叱るだけでは、正しい行動に導くことが難しいからです。そして、正しい行動をほめてしつける、という方法をご紹介しているしつけ方教室の門をたたいて頂ければと思います。叱りとばした方が即効性があるように思われるかもしれませんが、正しい行動をほめてしつけることを基礎とした方が、長い目ではより素敵な関係が築けるものと確認しています。誰だって大きな声をあげて叱られるけど何が間違っているのか分からない関係よりも、それ正解!と正しい行動を分かりやすく指導してもらえる関係の方が不安が少ないはずですから。

2010年6月24日木曜日

「旅は犬連れ」三水会センター図書館で貸出中!



ヒューストン三水会センターの図書館に、「旅は犬連れ」を寄贈させて頂きました。

図書検索ページで、貸し出し状況を確認できます。


「旅は犬連れ」 かわはらしづか著
(出版文化研究会 2006年初版)



この本は、2005年に愛犬シャーリと一緒にドイツへ渡った際の、渡航手続き、犬学校留学記を綴ったものです。シャーリとは、その後も2007年、2008年に一緒にドイツ、チェコ、フランス、ベルギー、ルクセンブルクを一緒に旅しましたが、2005年の最初の旅は、苦労と楽しさが入り交じった、一番の思い出になっています。
ヒューストンにお住まいの方にも、日本へ帰国なさる際の犬の輸入検疫についてご参考になる面があるかもしれません。ぜひご一読下さい!

2010年6月20日日曜日

犬に何を教えないと行けないか、の話。

犬のしつけには、「義務教育」はありませんから、何を教えなければいけないという決まりはありません。

でも、
1)飼主にとって問題にならない、
2)犬にとって問題にならない、
3)社会にとって問題にならない、
という最低限なしつけをした方が、犬との生活がラクで楽しいものになると思います。

例えばノーリード(オフリーシュ)の散歩。
飼主さんはしたがる人が多い。問題にはならない。
犬も自由に散歩できるのは楽しい。問題にはならない。
でも、社会はどうかというと、法令でノーリード(オフリーシュ)が禁止されている場合、問題になる。この場合は、リード付きで上手に散歩できるしつけはしておいた方が良いわけですね。

何を教えるか、は、飼主、犬、そして暮らしている社会によって、自ずと内容が少しずつ変わって来るわけです。

東京に住んでいる犬に教えるしつけと、ヒューストンに暮らす犬に教えるしつけは、内容が違うこともあるでしょう。でも、ヒューストンに暮らす犬であっても、いずれ東京に帰ることが想定されるなら、それを見越して、東京でも通じるしつけをしておいた方が犬にとっての混乱は少ないといえます。

例えば、トイレのしつけ。
東京の犬たちの多くは、家の中でもトイレをするようにしつけられます。犬が集中する都市部では、犬のトイレは家で済ませてから散歩に出かけることを推奨するところもあるぐらいです。一方で、ヒューストンの犬たちのほとんどは、家の中でトイレをしないようにしつけられています。ヒューストンでずっと暮らすのであれば、外だけでも問題ないかもしれません。でも、将来日本に帰り、東京の家では、室内で用を足してほしいと願う飼主さんであれば、ヒューストンで暮らしているときから、室内でも屋外でもトイレができるようにしつけておけば、東京に戻った後も問題は少ないことでしょう。

義務教育のない犬のしつけは、飼主さん次第。

犬と一緒に暮らす中で、「問題」は少ない方がいいのはもちろんですから、困らないように、何を教えるか、しっかり見極めて、教えていきたいものですね。

2010年6月10日木曜日

しつけインストラクターを目指した理由、の話。

当ブログをご覧の方には、直接お会いしたことのない方も多くいらっしゃると思いますので、今日は、なぜ、わたしが家庭犬しつけインストラクターという職業を目指すに至ったのか、について、少しお話してみようと思います。

多くの方が、学生時代に犬の世界を志し、勉強をスタートなさるのに比べて、わたしはスロースターターでした。家庭犬のしつけの勉強を本格的に始めたのは、大学も卒業して久しい、2003年のことでした。

きっかけは、2002年暮れに迎えたコーギーのシャーリのしつけのために、本を読んだり、インターネットで調べたりしたことでした。調べるにつれ、昔、子どもの頃に飼っていた犬たちへのしつけに間違っていたことが多々あったと、今さらながら気付いたのです。

南アフリカとドイツで暮らしていたときに飼っていた犬たちへのしつけ方は、ダメなことをしたら叱る、というしつけ方でした。入っては行けない部屋に入ったといってはダメでしょうと叱り、泥んこの足で飛びついたと言えばイケナイと叱り、つまみ食いしたと言っては叱り、、、、でも、今思い返せば、叱ったときには犬もしゅんとおとなしくなるのですが、二度とやらないかというと、またしばらくすると同じようなことをやっていました。一方で、自分のおやつだったクッキーを少しお裾分けして、上手にできたらご褒美としてあげるということをやっていたら、あっという間にフセを教えることができたのも、記憶として残っています。
叱るしつけと、ほめるしつけ、どちらが犬にとって分かりやすかったのか。それは結果を見れば一目瞭然で、叱ることは犬に通じにくかったのです。


それに気付かないまま、当時の犬たちとはお別れしました。
今となっては、その子たちには申し訳なかったという気持ちでいっぱいなのですが、せめて、今、犬と一緒に生活している方々で、当時のわたしたちとが同じように犬たちとのコミュニケーションで苦労なさっていたり、どのようにしつけたら良いのか戸惑っていらっしゃるときに、良い関係を築くお手伝いができたなら、当時の犬たちへの罪滅ぼしになるのではないかと思い、家庭犬のしつけをもっと深く勉強し、子犬や成犬のしつけのアドバイスを行うインストラクターを目指したいと思うに至りました。

子どもの頃から動物が、特に犬が大好きでした。
でもただの犬好きから、犬と人のためにお役に立ちたいと思うに至ったのは、わたしの周りにいた犬たちのおかげです。これからも、飼主さんと犬たちが素敵な関係を築くお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

2010年6月1日火曜日

はじめまして!

「ヒューストン犬便り」のブログへようこそ!

ブログ管理人「しゃりまま」と、2頭の犬たち「シャーリ」と「ヒューゴ」は、2010年5月に東京からテキサス州ヒューストンへ引越して来ました。

当ブログは、日本の方々にヒューストン犬ライフをお伝えしたり、ヒューストンで犬と共に暮らす方々にもご参考になる情報を配信したり、そんなプラットフォームとなるべく立ち上げることに致しました。

家庭犬インストラクターの目から見た、犬文化やしつけ文化の違い、ご一緒に楽しんで頂ければ、なによりです。

<自己紹介>


しゃりまま:
川原志津香(かわはらしづか) 
家庭犬しつけインストラクター。CPDT-KA。
子供時代に南アフリカ、ドイツで合計7年間暮らした後、ドイツ系企業に勤務。家庭犬のしつけに興味を持ち勉強を始め、2004年から2010年まで東京のCan! Do! Pet Dog Schoolに所属。2010年5月に米国テキサス州に引っ越し、犬三昧な日々。著書『旅は犬連れ』(出版文化研究会)、監修『いぬのきもち』。





シャーリ(Schali):
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク。
2002年8月14日生まれの女の子。
しゃりままと一緒に3度ドイツに渡り、ドイツ、チェコ、フランス、ベルギー、ルクセンブルクを旅した旅犬。日本は北海道と沖縄に行って全国制覇・・・したつもり?!






ヒューゴ(Hugo):
ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン。
2008年7月8日生まれの男の子。
格好良いシティボーイを目指すはずが、インターナショナルシティボーイに路線変更。ともすると、カウボーイに変更か?!